「1 on 1 ラーニング・ファシリテーター」ってどんな仕事?

1 on 1 ラーニング・ファシリテーターは、相手の人生にダイレクトに、根本的に関わって支援する仕事です。人が「本来持っている学ぶ力(FILM学習サイクル)」を、存分に発揮できるようサポートします。

1 on 1 ラーニング・ファシリテーターは、単なる学習サポーター以上の存在です。1対1のセッションを通じて相手を深く理解するプロセスは、「ビジョン、ミッション、存在目的、情熱」を引き出すお手伝いになります。

学習者が人生のビジョンに出会うことは、ゴールではなく、旅の始まりです。ビジョンを生きるには、「具体的なスキルや知識」が必要となります。その際にも、ラーニング・ファシリテーションを提供し、相手の可能性を押し広げていきます。

今ある職業との違い

先生との違い

先生は、偉い人、答えを知っている人、知識を与えてくれる人というイメージがあります。それに対して、ラーニング・ファシリテーターは、「共に学び、学ぶ力を引き出す人」です。

生命科学的な知識や視点(創発現象、システムダイナミクス、動的平衡、自己組織化、フラクタル、フィードバック制御など)から、その人が持っている学ぶ力を引き出します。

詳しくは、無料説明会をご覧ください


コーチングとの違い

今の世の中にあるコーチングに、少し違和感がある人に、1on1 ラーニング・ファシリテーターの知識が役立つかもしれません。よくあるコーチングは、


  • 現状の不満からスタートする
  • 高いゴール(良い未来)を設定し、邁進させる
  • エゴの肥大化を良しとする風潮がある
  • 何者かになろうとする
  • トップダウン的なアプローチ。
  • 今この瞬間は、重要視しない


アプローチをしています。それに対して、ラーニング・ファシリテーターは、


  • ボトムアップ型(共に学ぶ中で、機会や予期せぬことを拾い上げ、そこからその人が心地良いと思う目標を探し、サポートする)
  • 今を大切にする(今を犠牲にすることなく、今も大切にしながら、楽しく学び続けられる成長できる方法を見つける)
  • 今の位置で、できること、学べること、可能性を押し広げる


という考え方でアプローチします。

詳しくは、無料説明会をご覧ください


カウンセラーとの違い

カウンセラーは、長い年月をかけて患者の抱えている問題を、その人の過去の行動や経験から分析することが仕事です。

「何が原因で今の問題(症状)が発生したのか」原因を調べます。原因の仮説を立てたあと、「では、具体的にどう解決するのか?」という、未来に向けた行動のサポートはあまり取られません。

(解決志向短期療法は、問題の分析だけでなく、問題解決に向けてアクションが取られる素晴らしいアプローチ。しかし、あまり広がっていないのが原因)

それに対して、1 on 1 ラーニング・ファシリテーターは、原因の特定をメインの仕事にするのではなく、現状を変化させるための行動を手助けします。

具体的には、生命科学的な知識や視点(創発現象、システムダイナミクス、動的平衡、自己組織化、フラクタル、フィードバック制御など)から、その人が本来持っているけど発揮できていない力を、存分に発揮できるようサポートします。

詳しくは、無料説明会をご覧ください


一般的なファシリテーターとの違い

世の中でよく聞くファシリテーターは、会議の進行役です。もしくは、もう少し高い役割としては、「大人数の創造的な学びの場を作る人」として知られています。

1 on 1 ラーニング・ファシリテーターは、たった1人の人の学習者の学びをサポートします。何かを学ぶときに、大人数の前では話せないことや、自分1人では息詰まってしまうことがあります。

1 on 1 ラーニング・ファシリテーターは、生命科学的な知識や視点(創発現象、システムダイナミクス、動的平衡、自己組織化、フラクタル、フィードバック制御など)から、その人が本来持っているけど発揮できていない学ぶ力を、存分に発揮できるようサポートします。

詳しくは、無料説明会をご覧ください

求められるスキル

1 on 1 ラーニング・ファシリテーターには、以下のようなスキルが必要です。

  • 質問のスキル
  • メタ・ルーピングできるスキル
  • 傾聴するスキル
  • 沈黙するスキル
  • 可能性を探究させるスキル
  • 相手の話を要約して、箇条書きにまとめるスキル


そして、スキル以上に大切なことがあります。それが「マインドセット」です。

  • 何者かになろうとしない、させない。(自分も、相手も)
  • 学習者として、共に学ぶ。
  • 目の前の、たった一人の相手(最小単位のチーム)と真剣に向き合う。


など、心構えが重要となります。

詳細は、無料説明会動画でお伝えしています。以下のリンクからご覧ください。

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仕事内容

基本的には、toiee Lab が作成した進行レジュメに従い、ワークを1対1で行います。

例えば、最初は「よく学べたもの分析」ワークから行います。それが終わったら、「進行レジュメに記載されている、次のワークに進む」というように進行していきます。

進行レジュメに従いつつ、相手の状況に合わせて柔軟に変更しながら、道具を使って、FILMシートを書き上げていきます。

そして、このFILMシートを書き上げる一連の1on1セッションを、最小でも2回は行います。(1ヶ月、2週間くらいのペースで行うのが良いです)

そうすることで、深く関わり、変容の手助けを行います。

(逆説的ですが、変えようとはしない。変えようとしないけど、変わるということをします。詳しくは説明会で解説しています。)

コース一覧

    1. 説明会について

    1. 1. メタルーピングとは?

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    2. 2. ルーピングの構造

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    3. 3. 同意できなくても、理解すること。判断保留

    4. 4. ルーピングの進め方とマインドフルネス

    5. 5. メタルーピング

    6. 6. 応用先、練習と注意点

    7. 7. ルーピングと創発によるファシリテーション

    1. 1. イントロ

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    2. 2. マインドフルネスとは

    3. 3. ルーピングにマインドフルネスする

    4. 4. 離別感、分別

    5. 5. カウンセリングの3角柱

    6. 6. 思考型エゴに気づく

    7. 7. 多様性の価値を信じる

    8. 8. 自分の個性を発揮する

    1. 1. 質問力をつける最初の一歩

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    2. 2. 質問力をアップさせる具体例

    3. 3. 道具について

    4. 4. 質問力をあげ、磨き上げる

    5. 5. メタ探求型学習で、ルーピングの力を高める

    6. 6. ルーピング中に、能力アップを行うコツ

About this course

  • 22回のレッスン
  • 2時間の動画コンテンツ

話し手

Takahiro Kameda

toiee Lab CEO

情報学の博士号を持つ。大学では人工知能(進化的計算の工学的応用)を研究。研究員を経て、ソフトウェア会社を起業し、実践を通じてビジネス、マーケティング、マネジメント、イノベーションを学ぶ。その後、ソフトウェア事業を譲渡し、システムダイナミクス、複雑系の科学分野の知識から、人の学習をモデル化し、ラーニング・ファシリテーション、ラーニングデザインを体系化し、応用するtoiee Labを設立。toiee Labの代表取締役を勤めながら、関西大学非常勤講師として10年教鞭を執る。現在は、関西大学非常勤講師を引退し、ラーニングファシリテーションを広める活動に専念。

ABOUT US

toiee Lab について

私たちは、ラーニングには、大いなる可能性があると信じています。よく学ぶには、お互いの違いを理解し合い、楽しみ、活用することが欠かせません。良い学びの場は、違いを共感するだけにとどまらず、違いを創造に役立てる、つまり貢献し合う場所になります。

そのような学びの場を作るために、私たちは、人本来の学び方を研究し、その結果をオンラインコース、オンラインワークショップ、教室事業の支援などに応用しています。

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