メタ探求型学習とは?

メタ探求型学習は、学習者の中で起こる「学ぶプロセス」を大切にするアプローチです。

最新の科学に基づく、人の学習メカニズムは「フィードバック制御の多段、並列構造」として定義できます。それらによって、自分の身の回りの世界や、知識群の「メンタルモデル」を絶えず再構築しています。

この再構築のプロセスは、「探求」と呼ばれる行動と仕組みは同じです。最近の学校教育で「探求学習」というものが注目されていますが、そもそも人間は「探求」と呼ばれるプロセスでしか、学習ができないと言えます。

つまり、 探求するように、学習する ことが、人本来の学習の仕方であり、この探求するような学習を支援することが、「学習者中心の教育」には欠かせません。

さらに 「探求の仕方 = 学び方」に注意を向けて、学び方を積極的に変えていく「メタ」なアプローチをすることが大切です。

特定のテーマを学び始めた時、学習者の過去の経験、知識、性格的な特徴、環境などによって、最適な学び方は違います。また、学習が進んでいき、内容が高度化すると、必ず最初の学び方では、頭打ちをします。

このような現象から考えると、「学び方は1つではなく、複数必要であり、時々に応じて変えていく」ようなアプローチが必要です。

これを私たちは「メタ探求型学習」と読んでいます。

メタ探求型学習のアプローチを採用すると、学習者が自分の学びやすい方法を探し、採用することができます。また、学習中に、積極的に学び方を変える自由もあります。

一方で、学校教育の現場では、リソースの限界や、100年前の教育アプローチによって「単一の学び方」や「その先生の学び方」を強制されることが多いです。もし、学校で教えられた学び方が、学習者にフィットしていれば良いですが、フィットしないことの方が多いです。

このような場合でも、メタ探求型学習を身につけていれば、学校教育のアプローチ以外を試して、学校での指定されるカリキュラム範囲を学ぶことが可能となります。

レッスン内容

    1. 視聴方法(アプリがオススメ!)

    1. 1. はじめに

    2. 2. 自己紹介、ベストな学びとは?

    3. 3. 教育には、多様性が必要

    4. 4. 学問と、訓練の違い

    5. 5. メタ探求型学習のイメージ

    6. 6. ポイントまとめ

    7. 7. 英語学習の例

    8. 8. 英単語をメタ探求型学習する

    9. 9. FILMシート

    10. 10. 小学生にメタ探求型学習をさせる

    11. 11. まとめ

コース情報

  • 無料
  • 12回のレッスン
  • 1時間の動画コンテンツ

ファシリテーター

Takahiro Kameda

toiee Lab CEO

情報学の博士号を持つ。大学では人工知能(進化的計算の工学的応用)を研究。研究員を経て、ソフトウェア会社を起業し、実践を通じてビジネス、マーケティング、マネジメント、イノベーションを学ぶ。その後、ソフトウェア事業を譲渡し、システムダイナミクス、複雑系の科学分野の知識から、人の学習をモデル化し、ラーニング・ファシリテーション、ラーニングデザインを体系化し、応用するtoiee Labを設立。toiee Labの代表取締役を勤めながら、関西大学非常勤講師として10年教鞭を執る。現在は、関西大学非常勤講師を引退し、ラーニングファシリテーションを広める活動に専念。

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